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マスタを整える

マスタとは、得意先・商品・仕入先など、日々の伝票入力のたびに選ぶ基本データのことです。 本章では、業務で使う主要マスタの登録・単価設定・一括取込・複製・取引履歴の調べ方を説明します。

マスタ管理の入口は、メニューから開くマスタ管理画面(/masters/)です。

管理者のみ

マスタ管理メニューは管理者のみに表示されます。

マスタ管理の基本操作

顧客・商品・仕入先など、多くのマスタは同じ操作の流れです。

  1. マスタ管理画面から対象のマスタ(例:顧客)を開きます。
  2. 一覧上部の検索ボックスにコード・名称などを入力し、「検索」をクリックします。顧客一覧では、追加管理項目の定義で一覧表示がオンのテキスト項目がある環境に限り、その値でも部分一致で探せます。
  3. 「+ 新規〇〇」から登録、行のリンクから編集・削除を行います。

有効・無効で一覧を絞り込む

商品・顧客・仕入先・拠点・部署・社員など、有効/無効の設定があるマスタの一覧では、検索ボックスの横に次の3択が表示されます。

選択肢 表示内容
有効のみ 有効なレコードだけ(初期表示)
無効のみ 無効にしたレコードだけ
すべて 有効・無効の両方

無効にしたマスタを一覧で確認・編集したい場合は、「すべて」または「無効のみ」を選んでから「検索」をクリックしてください。検索語(コード・名称など)を入力している場合は、検索結果のうちさらに有効/無効で絞り込まれます。

商品区分・顧客区分・仕入先区分など、有効/無効の設定がないマスタにはこの3択は表示されません(従来どおり全件が一覧に表示されます)。受注区分および各種システムリンクは有効/無効の設定があり、上記3択が表示されます。

一覧に表示される列は、ご利用環境の設定により異なる場合があります。 表示列のカスタマイズは、管理者権限で 運用設定 → 一覧画面の列表示設定 から行えます。権限がない場合は管理者またはサポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

倉庫を登録・絞り込む

※在庫管理が有効な環境でのみ使います。

  1. マスタ管理の「在庫」欄から「倉庫」を開きます。
  2. 一覧上部の種別切替で表示を絞り込めます(条件は URL に保持されます)。
選択肢 表示内容
通常 種別が「委託先」以外(初期表示)
委託先 種別が「委託先」の倉庫だけ
すべて 通常・委託先の両方
  1. 「+ 新規登録」から倉庫を登録します。種別「委託先」はこの画面では選べません。
  2. 委託販売が有効な環境では、新規登録画面に次の案内が出ます。
    「委託先倉庫は得意先を委託先に設定すると自動で作られます。この画面から種別「委託先」は選べません。」
  3. 既存の委託先倉庫を編集すると、次の注意が出ます。
    「この倉庫は委託先倉庫です。預け在庫の入れ物のため、ロケーション管理対象・ピッキング対象は変更できません。」

エリア・ロケーションを登録・編集する

※ロケーション管理が有効な環境でのみ使います。表示されない場合はサポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

倉庫内の保管場所は、マスタ管理の「在庫」欄にある「エリア」「ロケーション」から登録・編集します(在庫一覧のロケーション別在庫画面からも「エリア管理」「ロケーション管理」へ移動できます)。各種設定の「ロケーション管理」チェックは、この機能のオン/オフです。

ロケーションを編集する

  1. マスタ管理の「ロケーション」(またはロケーション管理一覧 /inventory/locations/)を開きます。
  2. ロケーションコード、または行末の「編集」から編集画面を開きます。
  3. コード・名称・エリア・ゾーン・有効を変更し、「保存する」をクリックします。
  4. 倉庫は変更できません(表示のみです)。
  5. コードを変更する場合は、次の注意書きを確認してください。 「コードを変更すると、CSV取込用ファイルや帳票の旧コードは照合できなくなります。」

名称は必須です。登録時に空のまま保存することはできません。

有効・無効の切替

編集画面の「有効」チェックを外して保存すると、そのロケーションは無効になります。

無効にしたあと 挙動
新規の選択・照合 棚卸の行追加の候補や、CSV 取込での照合対象から外れます(CSV では「ロケーション未登録」として扱われます)
既存の参照・履歴 すでに紐づいている明細・履歴はそのまま残ります
ロケーション別在庫の表示 実在庫の照会には引き続き出ます

誤って登録したロケーションや、もう使わないロケーションは、削除より無効化を優先してください。

ロケーションを削除する

一覧の「削除」、または編集画面の「このロケーションを削除」から削除確認へ進めます。

次の場合は削除できません。

  • 在庫データがある(数量が 0 の行も含む)→ 「このロケーションには在庫データがあるため削除できません。無効化をご利用ください。」と表示されます
  • 他のデータから参照されている(棚卸明細・移動・出荷ロケ引当など)→ 参照一覧が表示され、削除ボタンは使えません

参照がなく在庫データもないときだけ削除できます。

エリアの編集・削除

マスタ管理の「エリア」(一覧タイトルは「エリア管理」、/inventory/areas/)も、ロケーションと同様にコード・名称・種別・有効の編集と削除ができます。倉庫は変更できません。名称は必須です。 エリアに紐づくロケーションがある場合は削除できません(先にロケーション側を変更してください)。

システムリンクを使う

サイドメニューの「システムリンク」から、勤怠・カレンダー・チャットなど社外サービスへのショートカット一覧を開けます(ご利用環境で機能が有効な場合のみ表示されます)。

  1. サイドメニューの「システムリンク」を開きます(画面タイトル「システムリンク」)。
  2. カード(名称・説明)をタップ/クリックすると、リンクが新しいタブで開きます。
  3. 表示されるのは「有効」なリンクのみです。並びは管理者が設定した表示順です。

リンクの登録・並び替えは、次節「各種システムリンクを登録する」(管理者)で行います。

各種システムリンクを登録する

各種システムリンクは、社外サービスやマニュアルへのショートカットを登録するマスタです。 ご利用環境で「各種システムリンク」機能が有効な場合のみ、マスタ管理トップの「外部連携」に「各種システムリンク」カードが表示されます。

カード名 説明
各種システムリンク 勤怠・カレンダー等の外部サービスへのリンクを管理
  1. マスタ管理トップの「各種システムリンク」を開きます(一覧タイトル「各種システムリンク一覧」)。
  2. 「+ 新規各種システムリンク」から次の項目を入力します。
  3. 名称
  4. URL(http または https で始まるアドレスのみ)
  5. 説明(任意)
  6. アイコン(一覧・リンク集で表示する記号)
  7. 表示順
  8. 有効
  9. 「保存する」をクリックします。

表示順を変える

一覧の「表示順」欄に数値を入れ、「更新」をクリックすると並び順だけを変えられます(編集画面の「表示順」でも変更できます)。

リンクを無効にしたいとき

編集画面で「有効」のチェックを外して保存します。無効にしたリンクはサイドメニューのリンク集には出ませんが、マスタ一覧では「無効のみ」「すべて」で確認できます。

設定が必要です

各種システムリンク機能の有効化はご契約・環境設定に含まれます。利用をご希望の場合はサポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

受注区分を登録する

受注区分は、自社独自の受注分類(例:スポット受注・定期受注・プロジェクト受注など)を登録するマスタです。 ご利用環境で「受注区分」機能が有効な場合のみ、マスタ管理トップに「受注区分」カードが表示されます。

カード表示 説明
受注区分 受注を自社区分で分類(一覧絞り込み・集計用)
  1. マスタ管理トップの「受注区分」を開きます(一覧タイトル「受注区分一覧」)。
  2. 「+ 新規受注区分」から次の項目を入力します。
  3. 区分コード
  4. 受注区分名
  5. 表示順
  6. 有効
  7. 代引(COD)として扱う(オンにすると、この区分の受注は代引きとして出荷指示へ引き継がれ、COD留置の対象になります)
  8. 一覧上部の有効/無効フィルタ(有効のみ / 無効のみ / すべて)で表示を切り替えられます。初期表示は有効のみです。
  9. 一覧では CSV 出力・Excel 出力・インポートも利用できます(下記「CSV・Excel の出力と取込」参照)。

受注区分を廃止したいとき

受注伝票から参照されている区分は、システム上 物理削除できません。 使わなくなった区分は、編集画面で 有効 のチェックを外し、論理的に無効化してください。 無効にした区分は、受注の新規登録時の選択肢から除外されます(既存受注に設定済みの値は残ります)。

機能の有効化

受注区分機能の有効化はご契約・環境設定に含まれます。利用をご希望の場合はサポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

案件分類を登録する

案件分類は、案件の予材で使う 商品分類 と キャンペーン分類 のマスタです。 ご利用環境で営業支援が有効な場合のみ、マスタ管理トップの「営業支援」に「案件分類」カードが表示されます(説明文は「商品分類・キャンペーン分類マスタ」)。

  1. マスタ管理トップの「案件分類」を開きます(見出し「案件分類」)。
  2. 上部の すべて / 商品分類 / キャンペーン分類 で絞り込めます。
  3. 「+ 新規案件分類」から種別・コード・名称・表示順・有効を入力します。
  4. 編集ではコードと種別は変更できません。使わなくなった分類は「無効化」します。

案件への付け方は 営業支援(SFA) を参照してください。

配送便を登録する

配送便は、出荷指示で指定する運送会社・便名(例:福山)のマスタです。 ご利用環境で「出荷配送オプション」が有効な場合のみ、マスタ管理トップに「配送便」カードが表示されます。各種設定の「出荷配送オプション」がオンのときは、「配送便を管理する →」からも開けます。

カード表示 説明
配送便 出荷指示で指定する配送便(福山など)
  1. マスタ管理トップの「配送便」を開きます(一覧タイトル「配送便一覧」)。
  2. 「+ 新規配送便」から次の項目を入力します。
  3. 配送便コード
  4. 配送便名
  5. 表示順
  6. 有効
  7. 一覧上部の有効/無効フィルタ(有効のみ / 無効のみ / すべて)で表示を切り替えられます。初期表示は有効のみです。

出荷指示での使い方は 出荷する を参照してください。

機能の有効化

出荷配送オプションの有効化はご契約・環境設定に含まれます。利用をご希望の場合はサポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

定型コメントマスタを登録する

ご利用環境で「定型コメントマスタ」が有効な場合のみ、マスタ管理トップにカードが表示されます。

  1. マスタ管理トップの「定型コメントマスタ」を開きます。
  2. 「+ 新規」から定型コメント・表示順・有効を入力します。
  3. 配置先 で、伝票上の位置を選びます。
  4. 上段(コメント欄): 発注の上部コメント、受注の上部中継など
  5. 下段(注意書き): 発注の下部コメント、その他備考など
  6. この定型文を使う伝票 で、見積・受注・発注のどれに出すかを選びます(複数可)。
  7. 連動商品(役務など)は「+行を追加」で行を足し、🔍 で商品を検索して選び、数量を設定します。不要な行は「この行を削除」で外せます。
  8. 保存します。各伝票の編集画面に、有効かつ適用対象の定型文が表示されます(上段・下段は別の一覧になります)。

定型コメントの子の選択肢

ご利用環境で 定型コメントの子選択肢を有効化 がオンのとき、定型コメントの新規・編集に 子の選択肢(任意) が出ます。

  1. +選択肢を追加 で行を足します。
  2. 選択肢の文言 を入れます(例: 午前指定、午後指定)。入力を「数値」にすると、伝票側で数値の入力欄が出ます。文言の {n} は入力した数値に置き換わります(例: {n}t車まで可)。
  3. 単位 は任意です(数値入力のときに補足表示されます)。
  4. 数値必須 にすると、その選択肢を選んだときに数値が空では保存できません。
  5. 保存します。伝票で定型コメントにチェックを入れると、その下にラジオで子の選択肢が出ます。備考へは 親の文言:選んだ内容 の1行で入ります。

設定がオンのときのみ

子の選択肢は「定型コメントマスタを有効化」に加え、「定型コメントの子選択肢を有効化」もオンのときだけ使えます。

定型コメントの排他グループ

同じグループに属する定型コメントは、同じ配置先の中では伝票上で同時に選べません(上段どうし、または下段どうし)。マスタ管理に 定型コメント排他グループ カードがあり、定型コメント一覧からは 排他グループを管理 でも開けます。グループを作り、各定型コメントにグループを割り当てます。伝票で同時選択しようとすると、「同じ排他グループの定型コメントは同時に選択できません: …」と表示されます。

設定がオンのときのみ

本機能の有効化は各種設定の「定型コメントマスタを有効化」です。

荷姿を登録する

ご利用環境で 商品の重量を管理し、伝票で kg・t を表示する がオンのとき、マスタ管理に 荷姿 カードが出ます(説明: 「袋・缶・ドラムなど商品の荷姿(重量管理用)」)。

  1. マスタ管理の 荷姿 を開きます。
  2. コード・名称などを登録します(例: 袋・缶・箱)。
  3. 商品マスタで荷姿と単位重量(kg)を設定します。発注・仕入の明細に重量(kg)と合計(kg・t)が表示されます。

仕入先グループ・都道府県別の仕入先

ご利用環境で 仕入先をグループ・支店別に管理する がオンのとき、次が使えます。

  • マスタ 仕入先グループ(「仕入先をグループ単位で分類」)
  • 仕入先の編集・詳細に 仕入先グループ・支店・エリア名・商流区分(一覧・CSV にも表示)
  • マスタ 都道府県別の仕入先(「納品先の都道府県から発注の仕入先候補を設定」)

納品先の都道府県から仕入先の候補を初期表示する がオンのとき、発注の新規作成で都道府県別の設定に沿って仕入先が初期表示されます。

案件別単価マスタ

ご利用環境で 案件別単価マスタを使う がオンのとき、マスタ管理に 案件別単価 カードが出ます(「案件ごとの販売単価・仕入単価を管理します。」)。案件詳細からも 案件別単価マスタで編集 で同じ画面を開けます。案件を選んだ受注・発注では、案件別単価が顧客別単価より優先されます。取込では unit_price・unit_cost は基準単位あたりの単価を入力します(空欄なら通常の単価を使います)。

単価の申請・承認

ご利用環境で 単価(顧客別・案件別)の登録・変更に承認を必要とする がオンのとき(伝票承認ワークフローもオン)、顧客別単価・案件別単価の登録・変更は承認後に反映されます。

承認状態 意味
承認済み いま有効な単価として使われます
申請中 承認待ちです。変更申請中は、本欄の単価(現在の単価)は旧値のまま残り、申請内容は 申請中の単価 に保持されます
却下 申請が却下された状態です

CSV 取込で単価をまとめて入れる場合も、承認が必要な環境では取り込んだ行が申請中になり、承認待ちが大量に出ることがあります。取込前に承認ルートと運用を確認してください。一括で承認する機能はありません。

掛率コードと得意先ランクを登録する

掛率コード×得意先ランク方式は、商品ごとの掛率1〜5・得意先の採用パターン・得意先ランクと、商品の掛率コードを組み合わせて、定価から販売単価を自動計算する方式です。 ご利用環境で「掛率コード×得意先ランク方式」が有効な場合のみ、マスタ管理トップに「掛率コード」「得意先ランク」「掛率表」のカードが表示されます。

カード表示 説明
掛率コード 標準単価の基準掛率・ランク調整の有無・都度見積の扱いを決めるコード
得意先ランク 得意先に割り当てるランク(掛率の加減や倍率の考え方)
掛率表 標準単価用の掛率コード×得意先ランク表と、商品を指定した単価早見表(印刷・CSV出力あり)

この方式と分類別掛率は同時に有効にできません(設定画面でどちらか一方だけをオンにします)。

採用パターンと得意先ランク

得意先の「採用パターン」(従来の販売単価ランク 1〜5。または「標準単価(パターンなし)」)は、商品に登録した掛率1〜5のどれを使うかを選びます。得意先ランクはそれとは別の項目で、両方を併せて設定します。

掛率コードを登録する

  1. マスタ管理トップの「掛率コード」を開きます。
  2. 「+ 新規掛率コード」から次の項目を入力します。
  3. コード・名称
  4. 基準掛率(%):標準単価の基準の率(0 以上)。採用パターン未設定、または商品の該当掛率が空のときに使います
  5. ランク調整を適用する:オンにすると、得意先ランクの調整ポイントを加減します。オフなら得意先ランクに関係なく同じ掛率です
  6. 都度見積:オンにすると、この掛率コードの商品は単価を自動で決めず、伝票ごとに見積の単価を入力する運用になります
  7. 表示順・有効
  8. 一覧の有効/無効フィルタで表示を切り替えられます。使わなくなった掛率コードは、削除せず 有効 をオフにすると選択肢から外せます(すでに割り当て済みの商品はそのまま残ります)。

得意先ランクを登録する

  1. マスタ管理トップの「得意先ランク」を開きます。
  2. 「+ 新規得意先ランク」から次の項目を入力します。
  3. ランクコード・ランク名
  4. 種類:
    • ポイント調整:採用パターンで決めた基準掛率に 調整ポイント を加減します(例:基準 60%・調整 −10 なら 50%)
    • 標準価格に倍率:掛率コードの基準掛率で標準価格を出し、それに 倍率 を掛けます(採用パターンは使いません。例:1.200 で 20% 増)。定価を超えない をオンにすると、定価が上限になります
  5. 端数処理・端数単位:空欄のときは設定画面の共通設定に従います
  6. 販売単価スロット:商品画面でこのランクを並べる位置(販売単価 1〜5)
  7. 既定ランク:得意先にランクが未設定のときに使うランク。既定にできるのは 1 件だけです(2 件目を既定にしようとするとエラーになります)
  8. 表示順・有効
  9. 得意先ランクは、得意先マスタの「得意先ランク」欄で割り当てます(得意先ランクを設定する 参照)。

CSV・Excel での一括登録は、一覧の「インポート」から行えます(各種テンプレート の「掛率コード」「得意先ランク」)。

掛率表を見る

  1. マスタ管理トップの「商品」ブロックにある「掛率表」を開きます(方式が有効なときだけ表示されます)。
  2. 画面上部の「商品を指定して表示」に商品コードを入れ、「表示」を押すと、その商品の単価早見表(行=標準単価・採用パターン1〜5、列=得意先ランク)が表示されます(保存はしません。画面の再表示だけです)。
  3. 下段の表は標準単価用です。行が掛率コード、列が得意先ランクで、各セルに実効掛率が表示されます。
  4. ランク調整なしのコードは、すべての列で同じ掛率です
  5. 都度見積のコードは、すべての列で「都度見積」と表示されます
  6. 「標準価格に倍率」のランク列は「標準×1.2(定価上限)」のように表示されます
  7. 定価に金額を入れて「表示」を押すと、標準単価用の表に円の金額が併記されます(設定画面の端数処理を適用します。DB には書き込みません)。
  8. 印刷・CSV出力で一覧を配布できます(商品を指定しているときは早見表を出力します)。

機能の有効化

掛率コード×得意先ランク方式の有効化は、管理者が設定画面の「価格・単価」で行います(定価機能との併用が前提です)。ご利用をご希望の場合は管理者またはサポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

CSV・Excel の出力と取込(一覧共通)

顧客・商品・仕入先・納入先、および各種区分マスタの一覧では、次のボタンが使えます。

ボタン 内容
CSV出力 現在の検索結果を CSV でダウンロード(雛形兼用)
Excel出力 現在の検索結果を Excel(.xlsx)でダウンロード
インポート ファイルをアップロードして一括登録・更新

詳細手順は後述の「CSV・Excel でまとめて登録する」を参照してください。

発注画面から納入先を登録する

ご利用環境で有効になっている場合は、発注の作成・編集・詳細画面で手入力した納入先を、そのまま納入先マスタへ登録できます。登録先の顧客(自社を含む)を選ぶ必要があります。詳しくは「発注・仕入する」を参照してください。

納入先を登録する

  1. マスタ管理の「納入先」を開きます。
  2. 「+ 新規」から、顧客・コード・名称・住所などを入力して保存します。
  3. 顧客 はプルダウンで選べます。件数が多いときは横の 🔍 で検索して選べます(選ぶとプルダウンの値も変わります。プルダウンだけで選ぶ操作も従来どおり使えます)。
  4. コードや名称の欄の呼び方は、運用設定の 納入先コードの呼び方 / 納入先名の呼び方 で変えられます(空欄のときは従来どおり「現場コード」「納入先名(工事現場名)」です。CSV の列名は変わりません)。

共通の納入先を登録する

複数の得意先の伝票から同じ納入先を選びたいときは、共通納入先に使う得意先 を運用設定で指定します(未設定が既定です)。

  1. 運用設定で 共通納入先に使う得意先 を選び、保存します。件数が多いときは横の 🔍 で検索して選べます。
  2. マスタ管理の「納入先」で、その得意先に納入先を登録します。一覧では名称のあとに「(共通)」と表示されます。
  3. 見積・受注・売上などで得意先を選んで納品先を検索すると、その得意先の納入先に加えて、共通の納入先が 【共通】 付きで候補に出ます。得意先をまだ選んでいないときは、共通の納入先だけが候補になります。
  4. 発注画面から納入先をマスタ登録できる環境では、登録先に 共通に登録 を選べます(共通納入先に使う得意先へ登録されます)。

納入方法を選ぶ

各種設定の 伝票で納入方法を選ぶ がオンのとき、見積・受注・売上の入力で 納入方法(出荷/引き取り/配達/メーカー直送)を選べます(既定はオフ)。

  • 納入先マスタに いつもの納入方法 を登録しておくと、伝票でその納入先を選んだときに納入方法が空なら初期値として入ります。
  • 見積→受注→売上の作成や複写でも納入方法は引き継がれます。
  • 受注の納入方法が メーカー直送 の明細は、出荷待ち一覧の対象外です(「対象外も表示」で理由付きで確認できます)。

得意先を登録する

得意先(顧客)は、受注・売上・請求の相手先です。

一般ユーザーもサイドメニューの 顧客管理 から一覧・カルテ(詳細)を閲覧できます。新規・編集・削除・複写は管理者のみです。

  1. マスタ管理の「顧客」を開きます(またはサイドメニューの顧客管理)。
  2. 「+ 新規顧客」をクリックします(管理者のみ)。
  3. 基本情報(顧客コード・顧客名・住所・電話番号・メールアドレス等)を入力します。
  4. 郵便番号 は数字のみ入力すると、7桁そろった時点でハイフン付き(例: 160-0023)に自動整形されます。仕入先・納入先・自社情報・倉庫の郵便番号も同様です。
  5. 必要に応じて「自社担当」「請求・入金設定」「売掛・与信・単価」などを入力し、「保存する」をクリックします。
  6. ご利用環境で 顧客追加管理項目 が有効で定義がある場合は、「追加管理項目」タブで追加情報を入力できます。定義で「受注へ引き継ぐ」がオンの項目は、受注の新規作成で顧客を選んだときに受注側へ初期セットされます(受注側でも同じ項目コードの定義が必要です。受注上で値の変更もできます)。

一覧では顧客名をクリックすると「顧客カルテ」(詳細・集計画面)が開きます。 行の「📋 カルテ」からも同じ画面へ進めます。 顧客カルテの基本情報にも、有効な追加管理項目の値が表示されます。 定義で一覧表示がオンの追加管理項目(例: COMPAQコード)は、顧客コードの右隣に列として出ます。 一覧の検索では、コード・顧客名に加えて、これらの値でも部分一致で探せます(全角・半角の数字はどちらでもヒットします)。プレースホルダは「顧客名・コード・COMPAQコード」のように定義ラベルが入ります。

伝票や受付などの 顧客検索ダイアログ では、各種設定の「顧客検索の追加管理項目」がオンのとき、定義の「検索ダイアログに表示」「検索対象」がオンのテキスト項目が結果列・キーワード検索に使えます(一覧表示の設定とは別です)。

請求区分と締め日を設定する

「請求・入金設定」タブ内の項目です。請求の流れが変わります。

請求区分(画面表示) 意味
掛け(締め) 月ごとの締め請求(請求する の締め請求)
掛け(都度) 売上ごとの請求(請求する の都度請求)
現金 請求書を作らない運用(入金の扱いは下記「現金のお客様」)

締め日は「締め日グループ」を選ぶか、「締め日」に 1〜31 の日を直接入力します(月末は 31)。 「入金条件」で支払期限の計算ルール、「入金方法」で想定する回収方法を設定します。

親会社と支店をまとめて請求する場合は、「請求先」を「親顧客に請求」にし、親顧客を指定します。 締め日グループ・入金条件は、マスタ管理トップの「締め日グループ」「入金条件」で事前に登録しておきます。

単価ランクを設定する

「売掛・与信・単価」タブの「販売単価ランク」(掛率コード×得意先ランク方式が有効なときは「採用パターン」)で、次を選びます。

  • 方式がオフのとき: 商品の単価ランク 1〜5 のどれを使うか
  • 方式がオンのとき: 商品の掛率1〜5のどれを使うか(「標準単価(パターンなし)」を選ぶと、掛率コードの基準%で計算します)

画面上の選択肢名は、設定画面の商品マスタ販売単価ラベルに従います。

得意先ランクを設定する

※「得意先ランク」の項目が表示されない場合は、サポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

「売掛・与信・単価」タブの「得意先ランク」で、得意先に適用するランクを選びます(採用パターンのすぐ近くに並びます)。 「--- 既定ランクを使う ---」のままにすると、得意先ランクマスタで既定に指定したランクが使われます。

得意先ランクは、掛率コードが設定された商品の単価計算にだけ使われます。掛率コードのない商品は、これまでどおり「販売単価ランク」などの優先順位で単価が決まります。

顧客カルテ(詳細画面)でも「採用パターン」「得意先ランク」が表示されます。顧客一覧では「得意先ランク」列が表示でき、ランクで絞り込むこともできます。

掛率方式を設定する

※「価格決定方式」「販売掛率」の項目が表示されない場合は、サポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

定価×掛率で売価を決めるお客様向けに、「売掛・与信・単価」タブで次を設定できます。

項目 内容
価格決定方式 単価ランク方式(従来どおり)または 掛率方式
販売掛率(%) 掛率方式のとき、商品定価に掛ける率(例:85.00)

単価ランク方式と掛率方式の違い

方式 向いている得意先 伝票での売価の決め方
単価ランク方式 商品ごとにランク 1〜5 の固定単価で運用する得意先 顧客の「販売単価ランク」に対応する商品マスタの単価
掛率方式 カタログ定価に対して掛率(%)で卸売単価を決める得意先 商品の定価 × 販売掛率(%)

掛率方式の得意先では、受注・売上・見積の明細に定価・掛率・単価が表示され、次の計算式で単価が自動計算されます。

販売単価 = 定価 × 販売掛率(%) ÷ 100(小数第 2 位を四捨五入)

明細の掛率を手入力で変えると単価も再計算されます。逆に単価を直接入力すると、掛率が逆算されます。

販売掛率を空欄のままにした場合は 100%(定価そのまま)として扱われます。掛率方式を使う場合は、得意先ごとに意図した掛率を登録してください。

現金のお客様

請求区分で「現金」を選ぶと、現金取引の得意先として扱われます。 マスタ登録時は、他の区分と同様に基本情報と請求区分を設定するだけです。

売上確定後の入金の動き(自動記録など)は 入金を消し込む を参照してください。

自社担当部署・担当者

「自社担当」タブで、当社側の担当部署・担当者を選びます(顧客の担当者名とは別項目です)。 部署・社員のマスタは、マスタ管理トップの「部署」「社員」で登録します。

社員を登録する

社員は、受注・売上・発注の「担当者」に選ぶ自社の人です。得意先側の担当者名とは別です。納品書の「担当者」にも、売上の担当者が出ます。以前のシステムから移した伝票のうち、2025年7月以降のものには担当者が付きます。それより前の伝票は空のことがあります。仕入の担当者は、元の発注の担当者です。請求には担当者は出ません。

  1. マスタ管理の「社員」を開きます。
  2. 「+ 新規社員」から、社員コード・氏名・部署を登録します。部署は必須です。
  3. 退職した人は「有効」をオフにします。すでに伝票に付いている名前は、無効にしたあとも表示されます。一覧の初期表示は有効な社員だけです。「すべて」または「無効のみ」で無効の社員も探せます。
  4. ログインアカウントとの紐付けは任意です。伝票の担当者としては、紐付けがなくても選べます。日報・承認・スケジュールを使う人だけ紐付けます。
  5. 「管理者」にチェックを入れると、日報の全員タブなど、管理者向けの機能を利用できるようになります。

部署が決まっていない人は、部署「未設定」に置きます。

仕入先を登録する

仕入先は、発注・仕入の相手先です。

  1. マスタ管理の「仕入先」を開きます。
  2. 「+ 新規仕入先」からコード・名称・連絡先などを登録します。仕入先グループ機能がオンのときは、仕入先グループ・支店・エリア名・商流区分 も登録できます。
  3. 仕入先名(コード)をクリックすると詳細画面(サマリー)が開き、最近の支払履歴などを確認できます。

商品を登録する

商品は、見積・受注・売上・発注・仕入の明細で選ぶ品目です。

  1. マスタ管理の「商品」を開きます。
  2. 「+ 新規商品」をクリックします。
  3. 「基本情報」タブで商品コード・商品名・商品区分・基準単位などを入力します。
  4. 必要に応じて「商品名(英文)」を入力します(任意。海外向け資料などで使う名称です)。
  5. ご利用環境で追加管理項目が設定されている場合は、「追加管理項目」タブで業種固有の追加情報を入力します。
  6. 「販売単価」「仕入単価・原価」「在庫・数量」など必要な項目を入力し、「保存する」をクリックします。

商品コードの自動接頭辞

運用設定で 商品コードの自動接頭辞(例: NR)が設定されているとき、商品コード欄に数字だけ(例: 0062)を入れると、保存時に接頭辞が付きます(例: NR0062)。入力欄の下に「保存時に … になります」と案内が出ます。すでに文字を含むコード(例: NR0062 や他社品番)はそのままです。CSV 取込では付けません(取込ファイルには完成したコードを書いてください)。

発注点アラートがオンのとき

「在庫・その他」に 発注点・発注ロット・調達リードタイム(日) が表示されます。CSV 取込・出力にも同じ項目が出ます。在庫一覧やダッシュボードでの使い方は 在庫を管理する を参照してください。

商品編集画面から「📋 受注履歴」で、過去の受注明細を検索できます。

商品グループと枝番を使う

設定がオンのときのみ

本節は、各種設定で「商品グループ(代表コード)」がオンのときだけ表示・利用できます(既定はオフ)。

代表コード(グループ)と、その下の枝番(個別の商品)の2層で商品を管理できます。伝票の商品検索に出るのは枝番(商品)だけで、グループ自体は出ません。

画面上の「枝番」という表示名は、設定の「枝番の表示名」で変更できます(特価用の別商品を指す「枝番」と混同しないよう、必要に応じて別名にしてください)。

商品グループを登録する

  1. マスタ管理の「商品」ブロックにある「商品グループ」を開きます。
  2. 「+ 新規商品グループ」でグループコード・グループ名・商品特徴・区分・掛率コードなどを登録します。
  3. 「Web情報の項目名(01〜20)」に、枝番側で入力する項目の見出しを登録します(項目名のある番号だけが、商品編集に表示されます)。
  4. グループ用の追加管理項目(適用先が「商品グループ」の定義)があれば入力します。

運用設定で 商品コードの自動接頭辞 が設定されているとき、グループコードも商品コードと同様に、数字だけの入力へ接頭辞が付きます(CSV 取込では付けません)。

枝番が1件でも紐づいているグループは、グループコードを変更できません(画面に理由が表示されます)。

枝番(商品)を追加する

  1. 商品グループの編集画面で、表示名どおりの「〜を追加」フォームに枝番と規格を入力します。
  2. 必要なら「既存の〜からコピー」で、仕入先・単位・定価・掛率などをコピー元から引き継ぎます(コード・枝番・規格・JAN・価格履歴・在庫・添付はコピーしません)。
  3. 作成後は商品編集画面が開きます。グループがあるとき商品コードは「グループコード+区切り文字+枝番(桁数ゼロ埋め)」で自動設定され、手入力できません。
  4. 同じグループの他の枝番は、商品編集画面に一覧表示されます。

商品の登録・編集画面の「商品グループ」欄と、商品一覧のグループ絞り込みでは、コードまたは名称の一部を入力すると候補が絞り込まれます。選び方と保存・絞り込みの結果は、従来のプルダウンと同じです。

共通項目を枝番へ一括反映する

グループの名称・区分1〜4・掛率コードを、紐づく枝番へまとめて反映できます(常時連動ではありません)。

  1. グループ編集画面で反映したい項目にチェックを入れ、「プレビュー」します。
  2. 変更前→変更後の一覧を確認し、「この内容で反映する」を押します。

複数の数量管理単位を登録する

設定がオンのときのみ

本節の内容は、ご利用環境で複数単位管理が有効な場合のみ表示・利用できます(既定はオフ)。商品マスタ側の登録は マスタを整える — 複数の数量管理単位を登録する を参照してください。

商品ごとに、在庫の基準となる単位(基準単位)に加え、取引で使う追加単位(単位2・単位3)と換算係数を登録できます。

画面の説明文どおり、基準単位を最小単位として追加単位を登録します。換算係数は「その単位1あたりの基準単位数」です(例: 基準=個、単位2=箱、係数=100 → 1箱=100個)。

項目(画面ラベル) 内容
基準単位 在庫はこの単位で管理されます。ヘルプ: 「在庫管理する商品、または複数単位(単位2/3)を使う商品では必須。それ以外(サービス品等)は空欄可。」
単位2 / 単位2の換算係数 追加単位とその係数。係数のヘルプ: 「単位2の1あたりの基準単位数(例: 1箱=100個 なら 100)」
単位3 / 単位3の換算係数 同上。係数のヘルプ: 「単位3の1あたりの基準単位数(例: 1袋=10個 なら 10)」

推奨運用: 基準単位は最小単位(バラ)にしてください。箱や袋で入出庫しても、在庫数量は常に基準単位で積み上がるため、リパックしても在庫の意味が変わりません。

基準単位が必須になる条件

  • 在庫管理する商品(在庫管理区分が在庫管理する)→ 「在庫管理する商品には基準単位が必要です。」
  • 単位2/3 またはその換算係数を使う商品 → 「複数単位を使用する場合は基準単位が必要です。」
  • サービス品など、在庫管理せず単位2/3も使わない場合は、基準単位を空欄にできます。

よくあるエラーと対処

画面に出るメッセージ 対処
単位2が入力されている場合は換算係数も必要です。(単位3も同様) 単位名を入れたら、対応する換算係数も入力する
換算係数が入力されている場合は単位2も必要です。(単位3も同様) 係数だけ入れず、単位名も入力する
換算係数は0より大きい値を指定してください。 0以下は不可。正の数を指定する
単位名が重複しています。 基準単位・単位2・単位3で同じ名称を使わない

換算サマリ(編集画面)

既存商品の編集画面では、単位2/3が登録済みのとき「数量管理単位(換算)」に次の形式で表示されます。

  • 例: 単位2: 箱(1箱 = 20 kg)

商品 CSV の列

取込・出力に次の4列があります(列名は英字のまま)。

列名 内容
unit2 単位2
unit2_factor 単位2の換算係数
unit3 単位3
unit3_factor 単位3の換算係数

注意(スナップショット): 商品マスタの換算係数を後から変更しても、すでに保存済みの伝票明細は変わりません。新しい係数は、変更後に作成・編集する伝票から適用されます。

追加管理項目タブについて

「追加管理項目」タブは、あらかじめ登録された追加項目(例:規制証明の有無、Web 掲載用の説明文など)を商品ごとに入力するための画面です。

  • タブが表示されない場合は、追加管理項目の定義がまだ登録されていません(定義の作成手順は管理者向けマニュアルを参照してください)。
  • 新規登録時から入力でき、商品の保存と同時に記録されます。

在庫管理する商品・しない商品

「在庫・数量」セクションの「在庫管理区分」で選びます。

区分(画面表示) ユーザーに見える違い
在庫管理する 売上・仕入などで在庫数量が増減する(在庫を管理する)
在庫管理しない 在庫連動しない品目
サービス 在庫連動しないサービス品目

「数量の小数桁数」「単価の小数桁数」を商品ごとに指定できます(空欄のときは環境の既定値が使われます)。

単価と定価

商品の「販売単価」セクションに、単価ランク 1〜5 と定価があります。 ランク 1 のラベルは環境により変わります(一覧では環境設定の名称で表示されます)。

※定価の入力欄が表示されない場合は、サポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

定価はカタログ上の参考価格です。掛率方式の得意先では、定価が掛率計算の母数になります(定価が未入力の商品は、掛率を適用できず単価ランク方式にフォールバックします)。

掛率コードで販売単価を決める(掛率コード×得意先ランク方式)

掛率コード×得意先ランク方式が有効な環境では、商品編集画面の販売単価欄に「掛率コード」と「掛率1〜5」(ラベルは設定画面の商品マスタ販売単価ラベル)が表示されます。

  1. 定価を入力します(定価がない商品はこの方式で計算できません)。
  2. 「掛率コード」を選びます。
  3. 掛率1〜5を入力します(空欄のパターンは、掛率コードの基準掛率=標準単価扱いになります)。
  4. 保存すると、伝票では定価・掛率1〜5・得意先の採用パターン・得意先ランクから単価が自動計算されます。

商品編集画面には、単価早見表(行=標準単価・パターン1〜5、列=得意先ランク。掛率・単価・粗利額・粗利率)が参照用に表示されます。粗利は標準原価から計算した目安で、この表を編集しても何も保存されません。

定価・掛率コード・掛率1〜5・標準原価を変えると、保存前でも早見表が自動で計算し直されます(見出しが「未保存の値で計算中(保存すると確定します)」になります)。保存済みの内容に戻すと、見出しも「参考表示・保存済みの内容で計算」に戻ります。確定するのは保存したときだけです。

この方式が有効な間は、商品画面の「販売単価 1〜5」(金額)の入力欄は隠れますが、登録済みの金額は消えません(方式を無効に戻すと再び表示されます)。

計算の考え方は次のとおりです(端数は設定画面の「単価の端数処理」「単価の端数単位」、または得意先ランクの指定に従います)。

得意先ランクの種類 単価の決まり方
ポイント調整 基準掛率=得意先の採用パターンに対応する商品の掛率(未設定・空欄なら掛率コードの基準%)。実効掛率=基準 +(ランク調整ありなら調整ポイント、なしなら 0)。単価=定価 × 実効掛率%。実効掛率が 0 以下のときは自動計算しません
標準価格に倍率 採用パターンは使いません。標準価格=定価 × 掛率コードの基準% のあと倍率を掛ける(「定価を超えない」がオンなら定価が上限)

計算例(定価 4,700 円・掛率コードの基準 70%・ランク調整あり・掛率1〜5=60 / 63 / 65 / 67 / 60)

採用パターン 得意先ランク 実効掛率 単価
パターン1 通常(調整 0) 60% 2,820 円
パターン1 最上級(調整 −10) 50% 2,350 円
パターン2 上級(調整 −7) 56% 2,632 円
パターン4 中級(調整 −5) 62% 2,914 円
標準単価(パターンなし) 通常 70% 3,290 円
標準単価(パターンなし) 最上級 60% 2,820 円

伝票に自動で入る売価は、次の優先順位で決まります。

優先順 内容
1(最優先) 案件別単価(ご利用環境で有効な場合)
2 得意先ごとの個別単価(顧客別単価マスタに登録がある場合)
3 掛率コード×得意先ランク方式(商品に掛率コードがあり、定価が登録されている場合)。掛率コードが都度見積のとき、または実効掛率が 0 以下のときは単価を自動で入れず、下位の優先順位にも進みません
4 分類別掛率(得意先×商品区分2。ご利用環境で有効な場合。本方式と同時には使えません)
5 標準掛率パターン(商品区分2の共通掛率。同上)
6 得意先が掛率方式のとき、商品定価 × 販売掛率(%)(小数第 2 位四捨五入)
7 得意先の販売単価ランクに対応する商品の単価ランク 1〜5
8 上記が未設定・ゼロのとき、単価ランク 1 の金額

受注・売上・見積で顧客と商品を選ぶと、上記に従って売価欄に金額が入ります。手入力で上書きもできます。 掛率で決まった明細では、定価・掛率・単価が連動して表示されます。掛率欄にマウスを乗せると、適用元(掛率パターン/顧客分類掛率/標準パターン/顧客掛率/単価ランクなど)が分かります。掛率コードが都度見積の商品は単価が空欄になり、「都度見積」の警告が出ます。

確定後の詳細画面について

伝票確定後、商品マスタの定価を改定すると、詳細画面では現行の定価が表示されます。 明細の単価は確定時点で保存された値のため、「定価 × 掛率」と一致しないように見える場合があります(仕様)。

分類別掛率を確認する

ご利用環境で分類別掛率が有効な場合、得意先の詳細に「分類別掛率」タブが表示されます。

状況 表示
その得意先に掛率が登録されている 一覧を編集・追加できます
掛率がなく、請求先が別の得意先になっている 「請求先(〇〇)の掛率を適用中」と表示し、請求先の掛率を読み取り専用で示します。編集・追加は請求先の詳細へ進みます

伝票の単価計算でも、分類別掛率は請求先の設定を参照します。

主たる仕入先①②③(仕入・原価管理)

商品ごとに主たる仕入先を最大3件登録できます。

  • 各枠の 🔍(仕入先を検索)を押すと「仕入先を選択」画面が開きます。 コード・名称で検索し、行をクリックすると選択されます。
  • 選択を解除するには各枠の ✕(仕入先をクリア)を押します。
  • ①〜③に同じ仕入先は登録できません(保存時にエラーになります)。
  • ①を空欄にして②③のみ登録することもできます。

CSV 取込では次の列に仕入先コードを指定します(詳細は取込テンプレート集を参照)。

列名 項目
primary_supplier_code 主たる仕入先①
primary_supplier_2_code 主たる仕入先②
primary_supplier_3_code 主たる仕入先③

※「主な仕入先(外注・BOM用)」は別項目です。外注指示の自動生成では、 主な仕入先(外注・BOM用)→ 主たる仕入先①→②→③ → 発注の仕入先 の順に採用されます。

価格改定と価格履歴

商品編集画面の下部「価格履歴」セクションでは、適用開始日ごとに単価・原価を記録できます。 定価機能が有効な環境では、履歴に改定時点の定価も記録・表示されます(定価列が表示されない場合は、サポート窓口(開発運用元)にご連絡ください)。 掛率コード×得意先ランク方式が有効な環境では、履歴に掛率1〜5も記録・表示され、価格改定予約 CSV でも同じ列を扱えます(空欄は現行値のまま)。

CSV による即日価格改定

商品マスタ CSV 取込で価格を変更すると、今日付の価格履歴が自動作成されます(改定理由メモは「商品マスタCSV取込により作成」)。

履歴が 1 件もない商品で価格を初めて改定する場合は、改定前価格も「初期価格の自動記録(適用開始日=商品登録日)」として自動保全されます(登録日と改定日が同じ場合を除く)。

価格改定予約

商品一覧の「価格改定予約」ボタンから、未来日付の価格を一括 CSV 登録できます。

  • 予約行は価格履歴に「予約」バッジ付きで表示されます
  • 適用日になると日次バッチ(JST 0:05)が自動的に商品マスタへ反映します
  • 取込画面で既定適用日を 1 回入力すれば、CSV に日付列は不要です
  • 行ごとに applied_from 列(適用開始日)で個別の適用日も指定できます

改定理由メモは「価格改定予約CSV取込により作成」です。

画面からの価格改定

操作 内容
商品マスタで単価・原価・定価・掛率1〜5を直接編集して保存 自動的に今日付の履歴行が作成・更新されます
「+ 価格改定を追加」 未来日付を含む改定予定を手動登録できます
履歴行の「編集」「削除」 過去の改定内容を修正・削除できます(確定済み伝票の単価には影響しません)

重要な運用ルール

予約が入っている商品の価格を、適用日前に手動編集しないでください。

予約 CSV で空欄だった価格列は「予約作成時点の本体価格」でスナップショットされます。 そのため、適用日にバッチが空欄列も予約時点の値へ揃え直します。 価格変更が必要な場合は、予約行を再取込(同一商品・同一適用日で update)するか、削除して入れ直す運用にしてください。

定価の履歴について

履歴に記録した定価は、改定時点の記録用です。伝票作成時に参照される定価は、引き続き商品マスタ本体の現行定価です。 履歴の定価を編集しても、商品マスタ本体の定価は自動では変わりません。

商品を一括更新する

設定がオンのときのみ

本節は、各種設定で「商品一括更新・項目選択エクスポート」がオンのときだけ表示・利用できます(既定はオフ)。

価格・商品名・規格・廃番日を、CSV または Excel でまとめて更新できます。アップロード後に変更前後の差分を確認してから反映するため、確認画面の段階では商品マスタは変更されません。

  1. 商品一覧の「一括更新」をクリックします。
  2. 価格の既定適用開始日(明日以降)を選び、ファイルを選んで「差分を確認する」をクリックします。
  3. 確認画面で、変更のある項目だけが「変更前 → 変更後」の形で表示されます。値が変わらない項目は表示されません。
  4. エラーのある行があるときは行番号と理由が表示されます。ファイルを直して、もう一度アップロードしてください。
  5. エラーがなければ「この内容で反映する」をクリックします。

ファイルの列

列 内容
code 商品コード(必須)
applied_from または effective_date 適用日(任意)
list_price / sales_ratio_1〜5 / standard_price / standard_price2〜5 / standard_cost 価格・掛率・原価
name 商品名
spec 規格
discontinued_date 廃番日

更新したい列だけを入れてください。セルが空欄の項目は「変更なし」として扱われます。規格や廃番日を空にしたいときは、セルに [クリア] と入力します(商品名は空にできません)。

反映のタイミング

項目 適用日が空欄・本日 適用日が明日以降
価格・掛率・原価 既定適用開始日で価格改定予約として登録 指定した適用日で価格改定予約として登録
商品名・規格・廃番日 その場で商品マスタに反映 変更予約として登録し、適用日になると日次バッチが反映
  • 価格は即日反映できません。即日の価格改定は、従来どおり商品マスタの CSV 取込をご利用ください。
  • 同じ商品・同じ適用日・同じ項目の変更予約を再度取り込むと、予約の値が上書きされます。
  • 廃番日を設定すると、廃番日を迎えた日に商品が自動的に無効(廃番)になります。

変更予約を確認・取り消す

未反映の名称・規格・廃番日の変更予約と、未来日付の価格改定予約は、商品一覧の「変更予約」からまとめて確認できます。

  1. 商品一覧の「変更予約」をクリックします。
  2. 適用日の期間・状態(未反映/反映済/取消)・商品コード/名称・取込のまとまりで絞り込めます。
  3. 未反映の属性変更(名称・規格・廃番日)だけ、行の「取消」、チェックした複数件、または「この取込のまとまりをすべて取り消す」で取り消せます。確認画面で件数を確かめてから確定してください。
  4. 取り消した予約は、適用日になっても商品マスタへ反映されません。
  5. 価格改定予約の取消は、一覧の「履歴を削除」から行います(商品編集画面の価格履歴削除と同じ操作です)。反映済みの属性予約は取り消せません。

商品の出力項目を選ぶ

設定がオンのときのみ

本節は、各種設定で「商品一括更新・項目選択エクスポート」がオンのときだけ表示・利用できます。

  1. 商品一覧の「項目を選んで出力」をクリックします。
  2. 出力したい項目にチェックを入れ、CSV または Excel を選んで「出力する」をクリックします。
  3. よく使う組み合わせは、項目セット名を付けて保存できます。次回からは保存した項目セットのボタンを押すだけで、同じ項目が選択されます。

一覧の「CSV出力」「Excel出力」は、これまでどおり全項目を出力します。

得意先別の単価一覧を出力する

設定がオンのときのみ

本節は、各種設定で「商品一括更新・項目選択エクスポート」がオンのときだけ表示・利用できます。

特定の得意先に対する商品ごとの現在の単価を、一覧で確認できます。

  1. 商品一覧の「得意先別単価一覧」をクリックします。
  2. 得意先を選び、必要に応じて商品区分や商品コード・商品名・規格で絞り込んで「表示」をクリックします。
  3. 一覧で内容を確認し、「CSV出力」でファイルに保存します。

単価は、伝票を作成するときと同じ優先順位(顧客別単価・掛率・単価ランクなど)で決まります。都度見積の商品は、単価の代わりに「都度見積」と表示されます。

得意先ごとの単価を登録する(個別単価)

特定のお客様だけ別価格にしたいときは、顧客別単価を使います。

  1. マスタ管理の「顧客別単価」を開きます。
  2. 「+ 新規登録」から顧客・商品・販売単価を指定して保存します。仕入単価は任意です(空欄のときは商品マスタの標準原価が使われます)。
  3. まとめて登録・更新する場合は、一覧の「CSV出力」「Excel出力」「インポート」を使います(列構成は 各種テンプレート の「顧客別単価」を参照)。販売単価・仕入単価は基準単位あたりで入力します。

個別単価が登録されている組み合わせは、伝票作成時に常に最優先で使われます(掛率計算・単価ランクより優先)。 仕入単価を登録している場合は、見積・受注・売上の明細に入る原価の初期値にも使われます。空欄なら商品マスタの標準原価です。受注から発注を作成すると、受注明細の原価が発注の仕入単価に引き継がれます。

AI学習データ管理

受注一括取込や入金取込で、一度確定した「貴社の呼び方」とマスタの対応が学習されます。 誤った対応が残っているときは、マスタ管理の「AI学習データ管理」から確認・修正・削除できます。

画面冒頭には次の説明が表示されます。

AIが学習した貴社の呼び方(商品コード・発注元名・入金者名)の一覧です。誤った学習内容はここで修正・削除できます。

  1. マスタ管理トップの「AI学習データ管理」を開きます(URL: /orders/ai-learning/)。
  2. 次のタブから対象を選びます。
タブ 内容 できること
商品コード 先方の商品コード・呼び名 → 自社商品 検索・新規登録・編集(紐付く商品のみ)・削除
発注元名 PDF などの発注元名 → 顧客 検索・新規登録・編集(紐付く顧客のみ)・削除
入金者名 振込名義 → 顧客 検索・閲覧・削除のみ(追加・編集なし)
EDI店舗対応 伊東屋・ロフト・ハンズ・ムラサキスポーツの店舗キー → 得意先・納入先 検索・新規登録・編集・削除

入金者名タブについて

「入金者名」タブは、入金取込機能が有効な環境でのみ表示されます。無効な環境ではタブ自体が出ません。

EDI店舗対応タブについて

「EDI店舗対応」タブは、各種設定の「受注EDI取込(伊東屋形式)」または「受注EDI取込(ロフト形式)」がオンのときだけ表示されます。

商品コードの学習を直す

  1. 「商品コード」タブで、顧客プルダウンやキーワード(入力コード・入力名・商品)で絞り込み、「検索」をクリックします。
  2. 一覧には顧客・入力コード・入力名・紐付く商品・確認回数・最終使用日時・登録者・操作が表示されます。
  3. 「+ 新規登録」で次を入力します。
  4. 顧客・紐付く商品は、表示欄右の「検索」からコード・名称で探して行をクリックして選びます(未選択のまま保存すると必須エラーになります)。
  5. 入力商品コード(必須)と、任意の入力商品名
  6. 入力コードは保存時に正規化されます。
  7. 「編集」では紐付く商品だけ変更できます(同様に「検索」から選びます)。顧客・入力コードを変えたい場合は「削除」してから新規登録してください。
  8. 「削除」→ 確認画面で「削除する」を押すと学習が消えます。

同じ顧客・同じ入力コードの学習が既にある場合は、「この顧客・入力コードの学習は既に存在します。」と表示されます。

発注元名の学習を直す

  1. 「発注元名」タブで名称キーワードを検索します。
  2. 一覧には正規化発注元名・紐付く顧客・確認回数・登録者・更新日時・操作が表示されます。
  3. 「+ 新規登録」で発注元名(PDF表記)と紐付く顧客を登録します。顧客は「検索」からコード・名称で探して選びます。保存時に発注元名は正規化されます。
  4. 「編集」では紐付く顧客のみ変更できます(「検索」から選び直し)。発注元名を変えたい場合は削除してから新規登録してください。

同じ正規化発注元名の学習が既にある場合は、「この正規化発注元名の学習は既に存在します。」と表示されます。

入金者名の学習を消す

  1. 「入金者名」タブで入金者名・顧客を検索します。
  2. 一覧には正規化入金者名・紐付く顧客・確認回数・最終使用日時・操作(削除)が表示されます。
  3. 誤りがある場合は「削除」し、次回の入金取込で正しい顧客を選んで再学習してください。

EDI店舗対応を登録・直す

  1. 「EDI店舗対応」タブを開きます。
  2. 「形式」で絞り込み、「店舗名・得意先名」で検索できます。
  3. 一覧には形式・店舗キー・店舗・フロア名・得意先・納入先・由来(初期登録・学習済・手動登録)・更新日時・操作が表示されます。
  4. 「+ 新規登録」で形式・店舗キー・店舗・フロア名・得意先・納入先を登録します。店舗キーは保存時に正規化されます(ロフトは店コードの4桁ゼロ埋め、ハンズは「取引先コード:店コード」、ムラサキスポーツは店コードのまま、伊東屋はフロア名の正規化)。ハンズの一覧・編集画面では「取引先 ○○○ / 店 ○○○」と分かれて表示されます。由来は手動登録になります。無効の得意先は選べません。
  5. 「編集」で得意先・納入先・店舗・フロア名を変更できます。保存すると由来は手動登録になります。
  6. 「削除」→ 確認画面で「削除する」を押すと対応が消えます。

組み合わせ商品(セット品)について

※この機能が表示されない場合は、サポート窓口(開発運用元)にご連絡ください。

商品編集画面で「BOM商品」をオンにすると、完成品と構成品の関係(BOM)を登録できます。 編集画面の「🔧 BOM構成」から、構成品と数量をメンテナンスします。

BOM商品は受注残(未出荷)の数え方や発注の展開に影響します。詳細な在庫・製造の運用は 在庫を管理する を参照してください。

BOM 原価の自動積上げ

※各種設定で「BOM原価の自動積上げ」がオンのときだけ有効です。

  • 完成品(BOM商品)の標準原価は、構成品の標準原価 × 数量の合計で自動計算されます
  • 数量は構成品の基準単位として扱います
  • 加工・組立の工賃は、区分「外注加工」の構成品として登録し、同じ合計に含めます
  • 完成品の標準原価は手入力できません(画面上は読み取り専用で「BOM から自動計算」と表示されます)
  • 構成品の標準原価を変えたときや、BOM構成を追加・削除したときに、完成品の標準原価が自動で更新されます
  • 過去の伝票に記録済みの仕入単価(原価)は変わりません
  • 売価(定価・掛率)は自動計算しません

CSV・Excel でまとめて登録する

対応マスタ

次のマスタで、一覧から CSV 出力・Excel 出力・インポートが使えます。

マスタ 一覧での名称
商品 商品
顧客 顧客
仕入先 仕入先
納入先 納入先
顧客区分 顧客カテゴリ
商品区分 1〜4 商品区分〜商品区分4
仕入先区分 仕入先カテゴリ
受注区分 受注区分
配送便 配送便
掛率コード 掛率コード
得意先ランク 得意先ランク
各種システムリンク 各種システムリンク
顧客別単価 顧客別単価

商品 CSV には price_ratio_code 列で掛率コードを、顧客 CSV には customer_price_rank_code 列で得意先ランクを指定できます(空欄は未設定)。存在しないコードを指定するとエラーになります。掛率コード・得意先ランクの一覧は、掛率コード×得意先ランク方式が有効な環境でだけ出力・取込できます。 得意先ランクだけを大量に割り当てたい場合は、フル版の顧客テンプレートではなく、各種テンプレート の「顧客(得意先ランク割当のみ)」2列テンプレートを使ってください。フル版で他の列のセルを空にすると、既存データが空で上書きされます。

顧客別単価は一覧の「インポート」から一括登録・更新できます。販売単価(unit_price)は必須、仕入単価(unit_cost)は任意です。どちらも基準単位あたりです。

「複数単位管理を有効にする」がオンの環境では、商品 CSV に unit2 / unit2_factor / unit3 / unit3_factor 列が含まれます(複数の数量管理単位を登録する 参照)。

手順

テンプレートは各種テンプレートからダウンロードできます。

  1. 対象マスタの一覧を開き、「CSV出力」または「Excel出力」で雛形をダウンロードします(検索で絞った状態なら、その結果が出力されます)。
  2. ダウンロードしたファイルを編集します。関連マスタはコード列で指定します(例:商品の区分コード、納入先の顧客コード)。
  3. 一覧の「インポート」をクリックし、ファイルを選んで「検証する」をクリックします。
  4. 確認画面で新規・更新・エラー行数を確認します。
  5. エラーがなければ「本番取り込みを実行」をクリックします。

エラーが出たときの読み方

確認画面には次の情報が表示されます。

表示 意味
新規 / 更新 / スキップ / エラー行 検証結果の件数
全体エラー ファイル形式や列定義の問題
入力エラー(行) 行番号と項目ごとのメッセージ
取り込みエラー 参照先マスタが見つからないなど

エラーがある場合は本番取り込みはできません。メッセージを修正したファイルで、再度「検証する」からやり直してください。

文字コードは CSV が UTF-8(BOM 付き推奨)、Excel は .xlsx です。 納入先は、先に顧客マスタを取り込んでから行うと安全です。

UTF-8 以外の CSV(例: Shift_JIS)を選ぶと、次のメッセージが出ます。

ファイルの文字コードが UTF-8 ではありません。Excel で開き、『名前を付けて保存』→『CSV UTF-8(コンマ区切り)』で保存し直してから取り込んでください。

Excel で開き直し、CSV UTF-8(コンマ区切り) で保存してから、もう一度「検証する」を実行してください。

マスタを複製して登録の手間を省く

顧客・商品・仕入先は、一覧または編集画面の「📋 複写」で似たデータをコピーできます。 複写後は編集画面に移動し、仮コードの修正を促すメッセージが表示されます。

複写される情報・されない情報

マスタ 複写される主な内容 複写されない/初期化される内容
顧客 名称・住所・請求設定・単価ランク・得意先ランク・価格決定方式・販売掛率・顧客担当者・顧客別単価 など コード(仮コードに変更)、親子請求関係、売掛開始残高、委託倉庫、添付ファイル
商品 名称・単価・在庫区分・BOM構成 など コード(仮コードに変更)、初期在庫数量(0)、添付ファイル
仕入先 名称・連絡先・税設定 など コード(仮コードに変更)、買掛開始残高(0)

仮コードは 元コード-COPY-日時 形式です。複写直後に正式なコードへ変更してから保存してください。 名称の末尾には「(複写)」が付きます。運用に合わせて名称も修正してから保存してください。

過去の取引履歴を調べる

受注明細単位で過去の取引を検索できます。

顧客から調べる

  1. 顧客カルテ、または顧客編集画面の「受注明細履歴」を開きます。
  2. 商品名・受注日・顧客注文番号・ステータスで絞り込み、「検索」をクリックします。

商品から調べる

  1. 商品編集画面の「📋 受注履歴」をクリックします。
  2. 顧客名・受注日・顧客注文番号・ステータスで絞り込み、「検索」をクリックします。

一覧には受注番号・受注日・数量・単価・金額などが表示され、合計件数・金額合計も確認できます。

手入力の商品も商品名で検索する

ご利用環境で有効になっている場合は、顧客・商品どちらの履歴画面にも 商品名で検索 欄が加わります。商品マスタにない手入力の商品(受注明細で商品名を直接入力したもの)も、表示されている商品名の部分一致で探せます。商品の履歴画面で商品名を入れて検索すると、その商品の明細に加えて、名前が一致する手入力の明細も表示され、一覧に 商品名 の列が出ます。商品名を入れないときは、従来どおりその商品の明細だけが表示されます。

困ったとき

インポートでエラーになる

  • 確認画面の「行 N」のメッセージを読み、該当セルを修正してください。
  • 区分コード・顧客コードなど、参照先のマスタが先に存在するか確認してください。
  • 「ファイルの文字コードが UTF-8 ではありません」と出た場合は、Excel で『CSV UTF-8(コンマ区切り)』として保存し直してください。
  • ファイルサイズ・行数が上限を超えるとエラーになります。分割して取り込んでください。

伝票の単価が思った値で入らない

次の順で確認してください。

  1. 顧客別単価 — その顧客×商品の個別単価が登録されていないか
  2. 価格決定方式 — 掛率方式の得意先か、単価ランク方式か
  3. 商品の定価と販売掛率 — 掛率方式のとき、定価が入っているか、掛率(%)が意図どおりか
  4. 得意先の単価ランク — 単価ランク方式のとき、顧客マスタの「販売単価ランク」が意図したランクか
  5. 商品の単価ランク 1〜5 — 選ばれたランクに金額が入っているか(0 や未入力だとランク 1 にフォールバック)
  6. 手入力の上書き — 保存済み明細は自動再計算されない場合があります

商品を選び直すか、顧客を変更すると、売価は再度自動取得されます。

複写したマスタが使えない

複写直後のコードは仮の値です。編集画面の黄色い案内に従い、正式なコードに変更して「保存する」してください。

関連する章

商品の廃番と EC 掲載

  • 有効のチェックを外すと廃番になり、新規の伝票で選べなくなります(既存伝票の表示・集計はそのままです)。
  • 廃番日を今日以前にして保存すると、自動的に無効(廃番)になります(画面・CSV取込とも)。日次バッチでも、廃番日を過ぎた有効な商品を無効にします。
  • 廃番日が未来のときは有効のまま残り、一覧・編集画面に 廃番予定 と表示されます。
  • いったん廃番にした商品を再販などで有効に戻すときは、廃番日を空にしてから有効にチェックを入れて保存してください(廃番日が今日以前のままだと保存できません)。
  • 一覧の「廃番を含む」をオンにすると、無効な商品も表示されます(既定は含みません)。無効な商品には「廃番」バッジが付きます。
  • 設定で「商品のEC掲載フラグを使う」がオンのとき、商品に EC 掲載の有無を付けられます。
  • マスタを削除できないときは、関連データがあるためです。削除の代わりに無効にしてください(商品は無効=廃番)。